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肌はどうして弱酸性なのですか?

肌が弱酸性の理由

結論から言いますと、
常在菌(肌に常に存在する細菌)・皮脂・汗
この3つの条件によって肌表面は弱酸性の環境になり、バリア機能の役目を果たしているのです。

ご存知のように健康な人の肌は弱酸性。(pH 4.5から6程度)
肌は弱酸性に保たれることで、他の雑菌の侵入や増殖を防ぎ肌の健康が守られているのです。

弱酸性の状態を作り肌の健康を保っているのは、肌に住んでいる常在菌による働きによるものです。
腸内で細菌がバランスをとっているのと同じように、肌表面でも常在菌が肌の安全を守ってくれているのです。

肌が弱酸性になる仕組み

肌にある皮脂腺から皮脂が分泌されますが、
皮脂が肌の上に出ると、この皮脂をエサとして常在菌が持つ酵素によって脂肪酸が作られます。
脂肪酸は、脂肪酸という名前の通り、酸性ですので、肌表面は弱酸性になるわけです。

肌には多くの種類の常在菌がいると言われていますが、
代表的な細菌は、表皮ブドウ球菌・アクネ菌・黄色ブドウ球菌の3つです。

表皮ブドウ球菌

肌常在菌の主役である善玉菌の表皮ブドウ球菌は、皮脂や汗をエサにしてグリセリンや脂肪酸を作り出します。肌を弱酸性に保ち、黄色ブドウ球菌の増殖を防ぐ役割を担っています。表皮ブドウ球菌が優勢の肌環境が最も健康であると言えます。

アクネ菌

アクネ菌は酸素を嫌う細菌ですので肌表面には存在しません。
毛穴や皮脂腺に存在し、脂肪酸を作り出すことで肌表面を弱酸性にする働きをしています。

黄色ブドウ球菌

肌表面にも毛穴にも存在している黄色ブドウ球菌は、病原性が高いため肌がアルカリ環境になってしまうと増殖して肌トラブルを引き起こします。アトピーの原因とも言われている常在菌です。

【まとめ】

肌表面を弱酸性に保ち、健康な肌を維持するためには、善玉菌の表皮ブドウ球菌を減らさないようにすることが大切です。

表皮ブドウ球菌は角質層に存在していますので、ゴシゴシ洗顔や薬用石鹸の多用は避けましょう。
また、過剰に皮脂を落としすぎると、表皮ブドウ球菌のエサが減少し、肌表面を弱酸性に保てなくなりますので注意が必要です。