手作りコスメにもキケンがある

果物やハーブなどを使かって作る、いわゆる手作りコスメは根強い人気があるようです。何が入っているかはっきりわかること、そして無農薬など納得できる原料を選ぶことがききること、肌に合わない成分を除外することができること、化粧品作りの楽しさを味わえることなどが人気の理由のようです。

一般的に化粧品メーカーが製造・販売している化粧品は、通常の生活環境のなかでは、トラブルが起きにくいような処理が行われています。容器は消毒され、無菌状態でパッキングされ、安全性の高い防腐剤や保存料が使用されています。手作りコスメによるトラブルが多いのは、この部分の安全面での配慮が十分でないからなのです。安易な使用は控えたいものです。

食べ物なら肌に安心ではありません

キュウリやヨーグルトなどを利用したパックにご注意!

フルーツや野菜、乳製品などを使った自己流パックは肌トラブルのもとになりかねません。ヨーグルトを直接肌にぬるヨーグルトパック、キュウリをするおろして肌に塗るキュウリパック、タマゴの白身をぬるタマゴパック、なだなど食べ物を直接肌にぬることは避けるべきでしょう。食材は口にするものだから、肌に塗っても安心と考えがちですが、自然の食材には、アレルギーなどを起こす素材がたくさんあるのです。パックをするなら、各メーカーが安全性のテストを実施している化粧品を使うことが肌を守ることにつながります。

オリーブオイルでのマッサージも注意が必要!

食べられるものだから肌にぬっても問題ない、と考えるのは大問題なのです。食べても平気だけれど、肌につけるとトラブルを起こすものはたくさんあります。食用のオリーブオイルは、美味しく仕上げるために精製度よりも、旨味を重視しています。それが刺激になるかもしれません。レモンに含まれるソラーレンという物質が紫外線に反応して色素沈着を起こすことはよく知られています。