タンパク質|美肌に役立つ栄養素

肌に良い食べ物は・・・、
ズバリ、肉や魚、卵や乳製品など動物性タンパク質を多く含む食品です。

タンパク質は肌細胞だけでなく、髪の毛や筋肉、骨、内臓、血液、ホルモンなどの原材料となる生命システムで最も多様な機能を持つ栄養素だからです。

肌に良さそうな食べ物と言えば、新鮮なフルーツやサラダなどをイメージすると思いますが、
最も肌に大切な栄養素はタンパク質ですので、
良質なタンパク質を多く含む肉・魚・卵・乳製品などが肌に良い食べ物と言えるでしょう。

人間の体を構成する成分で最も多いのは「水分」で約70%を占めています。
次に多いのが20%を占める成分タンパク質です。
タンパク質は、人間が生きる上でビタミンやミネラルよりも重要な成分なのです。

偏った食生活や間違ったダイエットなどで、タンパク質が不足すると、
肌はカサカサ、髪の毛はパサパサしてしまいますので、
積極的にタンパク質を摂取するよう心がけください。

タンパク質はアミノ酸の化合物

食事から取り込まれたタンパク質は、分子サイズが大きすぎるため、そのまま体内に吸収されません。消化酵素プロテアーゼによりアミノ酸まで分解されて吸収され、体内で再びタンパク質に再合成されるのです。

アミノ酸は20種類あり、必須アミノ酸と非必須アミノ酸に分類されますが、
20種類のうち一つでも欠けると体内ではタンパク質を再合成することはできませんので、
良質なタンパク質を含む肉や魚、卵や乳製品を摂るよう心がけください。

必須アミノ酸は、体内合成ができない、あるいは合成が不十分なため食事から必ず摂取する必要があるアミノ酸で、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、バリン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファンの9種類です。

食物繊維を多く含む食品も美肌効果あり

間接的ですが、美肌効果が期待できる食べ物は食物繊維を多く含む食べ物が挙げられます。便秘も肌荒れの原因となりますので、便秘の解消や予防には食物繊維を豊富に含む食べ物がおすすめです。

オートミール

押し麦のことです。100gあたりの食物繊維の含有量は約10g。
野菜の中で特に食物繊維が多いゴボウよりも多いのです。

オートミールの食べ方は、牛乳で煮て粥状にし、ジャムなどを加えたり、
水と塩だけで煮て白粥のようにして食べることができます。

オートミールは、食物繊維を多く含む優秀な食品なのですが、
難点は、普通のスーパーでは手に入れづらいことです。

グラノーラ

オートミールをそのままでも食べやすくした食品がグラノーラです。
手軽に食物繊維が取ることができるという点ではグラノーラが一番でしょう。

グラノーラとは、押し麦や玄米を砂糖やはちみつなどを混ぜて作られたシリアルのことで、
ドライフルーツなどが混ぜられて販売されていることが多く、
それらはフルーツグラノーラと呼ばれています。
グラノーラに牛乳やヨーグルトなどを混ぜれば動物性タンパク質も一緒に摂ることができます。

約10%の食物繊維を含む商品や、糖質を抑えた商品もありますので、
購入の際は栄養成分表示を確認してください。

余談ですが・・・、
「フルグラ」という商品名は、カルビーの登録商標です。