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衰えを遅らせることはできる
「老化は決して逆転できるものではない。むしろ、老化を受け入れ、人生のあらゆる局面を通じて心身を整えておけば、私たちはいつまでも活動的に快適に生きるのではないか。」これは、「ヘルシーエイジング」(アンドリュー・ワイル著)の一文です。
私たちが求めてきた文明社会には、人を身体的にも精神的にも衰弱に向かわせる要素がそこかしこに存在しています。私たちが「老化」と呼んでいる減少は加齢の結果なのではなく、実際には「衰え」です。加齢から逃れることは、誰にもできません。しかし、「衰え」は、自分自身の努力しだいで、誰もが遅らせることができるのです。
加齢による衰えを防ぐには運動が一番!
運動は、若さを保つために不可欠な要素です。全米ベストドクターに選ばれた経歴のある内科医ヘンリー・ロッジ博士は「60代でも70代でも若い肉体のままでいることは可能である。」と述べています。そのために最も重要なのは、「運動」だというのです。
人類の進化の過程を観察すると、何百万年という歳月をかけて、人間の体と脳は、「成長」が「衰え」か、というメッセージを信号として送受信するシステムを発展させてきました。
運動不足でいると、脳は今が「冬」であると判断し、体は代謝を低下させ、脂肪を蓄えさせます。運動不足は「衰え」のメッセージとしてとらえられるのです。反対に、体を適度に動かしていれば「春」だと判断し、代謝は活発化し、細胞の修復が進みます。脳と体に「春」を意識させるには、「運動」が何よりも大切なのです。
ヘンリー・ロッジ博士はこのように主張しています。デスクワーク中心で運動もしない生活は、体に「冬」だと勘違いさせます。肉体は衰弱モードに切り替わり、新陳代謝が落ち、体に脂肪が蓄えられます。結果、肥満になります。しかも、肥満の体であるということは、脳もまた冬眠している状態だといえるのです。
ハードな運動は若返りに逆効果
運動といいうと、全身を使って息切れするほどハードな動きを長時間行うことを考える人が多いようですが、生活の中の空いた時間を使って、こまめに体を動かすだけでも、体と脳にとっては十分な運動になります。
むしろ体に負担のかかり過ぎるハードな運動は、体内の活性酸素量を増やし、細胞内のDNAを壊し、体を老いさせる原因になってしまいます。ハード過ぎる筋力トレーニングやフルマラソンなどは逆効果ということです。
ダイエットや若返りが目的であれば「ほどほどの運動」をすることです。軽く体を動かす程度の運動の場合、血管の内皮組織から抗酸化物質がでて、活性酸素の害を減らすことがわかっています。