薄毛・抜け毛予防のためのヘアケア法

ヘアケアで注目すべきは頭皮

ちょっと前まで男性のためのものというイメージが強かった頭皮&育毛ケアですが、今は多くの女性誌で特集が組まれるほど女性のヘアケア情報が氾濫しています。

薄毛や抜け毛に悩む人は、往々にして頭皮環境に問題を抱えているものです。頭皮が乾燥していたり、傷ついていたり、皮脂が毛穴に詰まっていたり・・。女性の場合、このような頭皮トラブルはケアを怠ったからではなく、逆にケアのしすぎで生じることがほとんどです。

髪の毛の洗いすぎで頭皮環境が悪化してしまい、それが気になりもっとケアをしてしまう、そんな悪循環から抜け出すための正しいヘアケアをご紹介します。

正しいシャンプーの仕方

シャンプーは基本1日に1回で十分です。正しい洗い方をして、きちんと乾かすことができてれば、特別なケアは必要ありません。

シャンプーで頭皮の汚れを洗い流す

洗髪をするときは、「髪を洗う」のではなく、「頭皮を洗う」ことを意識してみましょう。

髪についた汚れは、シャンプー前のブラッシングやすすぎ洗でほとんど落ちてしまいます。シャンプーでは、頭皮についた皮脂や古い角質、汗が乾燥してできる塩分や尿素などの、お湯ではなかなか落ちない汚れを洗い流します。清潔に保つことによって、頭皮環境も整っていきます。

ただし、シャンプー剤が頭皮に残っているとトラブルの原因になるので、しっかりすすぐことが重要です。

トリートメントで髪の油分を補う

トリートメントは髪の栄養や油分を補い、髪の毛を保湿したり、指通りをなめらかにする役割を果たします。髪がゴワゴワしてひっかかりやすいと、切れ毛や抜け毛を招くので、使用することで髪の痛みを軽減できるでしょう。

ただし、トリートメントが頭皮についていると毛穴を詰まらせてしまうので、使用後はシャンプーと同様に、よく洗い流す必要があります。

シャンプーは朝より夜がおすすめ

髪の毛は夜、寝ているときに育ちます。このとき頭皮が汚れていたり、皮脂が毛穴を塞いたりしていると、健やかな髪の成長の妨げになります。夜はできるだけ頭皮を清潔な状態にしておきましょう。また、朝は忙しくて時間がないため、すすぎ残しをしやすいというデメリットもあります。

洗髪後は水分を残さずしっかりドライ

髪の毛にも頭皮にも水分は大敵です。髪の毛は濡れるとキューティクルが開き、とても無防備な状態になります。ささいなことでもダメージを受けやすく、髪の毛が擦れ合うだけでもキューティクルが剥がれ落ち、髪がパサパサになってしまいます。

また、頭皮をいつまでも濡れたままにしておくと、頭皮に住む常在菌が繁殖してしまいます。細菌の繁殖はニオイや頭皮ダメージの原因になるので、洗髪後はなるべく早く髪の毛を乾かすようにしましょう。

乾かし方のポイントは、頭皮をしっかりと、かつできるだけ早く乾かすことです。髪の毛だけ乾かして実は頭皮は湿ったまま・・ということがよくあります。まずは頭皮を意識して乾かしましょう。

髪の根元から丁寧にブラッシング

ブラッシングのやり方次第では、髪の毛や頭皮にダメージを与えてしまうこともあります。無理に引っ張れば抜け毛や切れ毛につながり、早く済ませようとスピードをあげてとかせば、静電気が発生して髪を傷めることもあります。ブラッシングはすこしずつ、丁寧に行うことが基本です。

また、ブラシ自体が汚れていては、髪の毛にわざわざ汚れを付けているようなものです。ブラシの衛生面にも気をつけましょう。