アロマテラピーという言葉は、1931年ころ、フランス人の科学者ルネ・モーリス・ガットフォセによって生み出されました。アロマ(Aroma・芳香)とテラピー(Therpy・療法)を合わせた造語がアロマテラピー(Aromatherapy)で、芳香療法と訳されています。
アロマテラピーは、植物の有効成分が凝縮された精油を使って心や体のトラブルを癒やす自然療法です。精油の香りをかいだり、吸入したり、肌にぬったりして(キャリアオイルで薄めたもの)、体内に精油の成分を取り込み、人間が本来持っている自己治癒力を高める。そして心や体の不調を改善して、健康や美容に役立てることがアロマテラピーです。
植物から得られる有効成分を利用するという点では、ハーブや漢方も似ていますが、アロマテラピーの基本は「精油」を使うこと。同じ植物を使った療法でも、ハーブや漢方はアロマテラピーと同じではありません。