ハイドロキノンは、2001年の規制緩和で日本でも化粧品への配合が可能になった成分です。美白化粧品はメラニンの生成を抑えるだけですが、ハイドロキノンはメラニンの抑制と既に出来てしまったシミにも効果があり、「肌の漂白剤」とも呼ばれています。美白成分として有名な、ビタミンC、アルブチン、コウジ酸などと比較すると桁違いの効果があると言われています。
ハイドロキノンは、メラニンの抑制力とシミを抜く力が強い反面刺激も強いので、濃度や使用方法には注意が必要です。特に4%~5%以上配合されていると刺激を感じたり、白斑になることがありますので、皮膚科医に相談して処方してもらったほうがよいでしょう。
ハイドロキノンを顔に塗る場合の注意点として、「紫外線を避けること」が挙げられます。その理由は、ハイドロキノンには、肌を守るメラニンの合成を抑える作用が強いので、塗ったところは紫外線に対して弱くなるからです。ハイドロキノンの日中の使用は控えるか、しっかり日焼け止めを使用する必要があります。