角化(ターンオーバー)とは、表皮において、基底細胞が有棘(ユウキョク)細胞、顆粒(カリュウ)細胞、角質細胞という変化過程の意味で、角化細胞が誕生してから垢となってはがれ落ちるまでの過程を指しています。角質化とも呼ばれています。

表皮角化細胞であるケラチノサイトが表皮の一番奥の基底層で細胞分裂し、有棘層、顆粒層、角質層を形成します。後から分裂した細胞に押し上げられて、最終段階である垢となって皮膚から剥がれ落ちるプロセスを角化、またはターンオーバーと呼んでいます。

角化は絶え間なく繰り返されている皮膚の生まれ変わりですので、角化のプロセスに乱れが生じると肌トラブルとなります。

角化が異常に早まると、細胞核を持つ未熟な細胞が角質層に現れてしまい敏感肌などの原因となります。逆に、角化が停滞すると、角質層が厚くなったり、皮膚が硬くなったりします。